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日本食品の輸入動向 日本酒輸入量が4年間で倍増へ ‐ 都市部の高級料理店を中心に普及(オーストラリア)

オーストラリアの日本酒輸入が2006年以降右肩上がりに拡大している。輸入量の伸びは2010年に入ってからも加速しており、通年で4年前の約2倍の水準に達する可能性が高い。シドニーやメルボルンなどの大都市圏ではワインと同じ感覚で食中酒として日本酒を飲むことが富裕層の間でトレンドとなっており、需要の中心は従来の高級日本料理店から地場の西洋系レストランにも拡大している。

日本食品の輸入動向 日本産冷凍ほたて貝の輸入が急減 ‐ 需要は低価格の中国産・国産に移行か

日本産冷凍ほたて貝はオーストラリアのほたて貝の全輸入量の約3割、同国の日本産水産物(調製品を除く)輸入額の約7割を占める有力な商品だ。しかし、2010年1~10月の輸入量・輸入額は共に前年同期比で約6割減と急激に落ち込んでいる。

外国産品の先行事例分析 ニュージーランド産ワインの輸入拡大 ‐ 主力のソービニヨン・ブランを中心とした高付加価値化に成功(オーストラリア)

ニュージーランド産ワインは近年、いわゆる新世界ワイン(欧州の伝統的な産地以外で生産されるワインの通称)の1つとして世界市場で認知度を高め、輸出量を伸ばしている。ニュージーランド産ワインの販促および研究機関である「ニュージーランド・ワイングローワーズ(ニュージーランド・ワイン)」によると、オーストラリア向けの2008/2009年度の輸出量は1999/2000年度(7月1日~6月30日)実績の15倍以上と急拡大しており、輸出単価も高水準にある。オーストラリアの都市部でニュージーランド産ワインを紹介する食事会を積極的に開催するなど高付加価値化の狙いが功を奏している格好だ。

日本産および日系企業現地生産品の小売での販売動向 シドニーフィッシュマーケットの日本産水産物の販売 ‐ 定番のほたて貝、冷凍加工品、たこの輸入に期待(オーストラリア)

オーストラリア最大の鮮魚卸売・小売市場であるシドニーフィッシュマーケットは、鮮魚の仲買人や外食産業の仕入れ担当者だけではなく一般市民や観光客で賑わっている。人口約450万人を擁するシドニー広域エリアの水産物市場をほぼ独占していることから、日本産の販路拡大を図る上で重要な攻略拠点といえる。現時点での日本産の販売量や品目は非常に限られているが、日系企業が第三国で生産した冷凍品は業務用を中心に一定の存在感を示している。

日本食品の輸入動向(オーストラリア)

拡大する緑茶の輸入 ‐ 高付加価値な日本産

オーストラリア農業研究開発公社(RIRDC)が2009年に発表したアジア加工食品に関する報告書によると、2002~2007年の5年間に緑茶輸入量は32.4%、輸入額は27.8%増加した。日本産は輸入量、輸入額ともに中国産に次いで2位(2007年)だが、小売市場では付加価値の高い商品として認識されている。

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